トップページ協会概要 > 事業報告書

事業報告書

23年度 事業報告書

自.平成22年4月 1日
至.平成23年3月31日

  1. 概況
    平成22年3月11日に東日本を襲った大震災と大津波、そして原発被災という未曽有の大災害が緩やかな回復基調とみられた日本経済を一気に押し戻す甚大な打撃を与えた。会員社自身も設備被害を受けたが、被災地域の契約受信者も多数に上り、解約や聴取料減免等による会員社事業への影響は今年度以降に顕著になることが予測される。
    平成22年度を通期で見ると数年来続いている競合事業者からしかけられる不当な低価格競争が一向に止まらず、顧客減よりもサービス単価の下落が響き、当協会平成22年度の会員社業績平均は売上ベースで前年比およそ94%と、極めて厳しい状況で推移した。

  2. 第43回日本有線大賞の実施
    第43回日本有線大賞は、前回の平均視聴率が8.1%と大きく下落した結果を受けて、まさに背水の陣で取り組んだ。TBSとも早期より運営会議を重ねて有線大賞はどうあるべきか、どうすることが視聴率のアップにつながるかを真摯に論議した。
    有線放送らしさを前面に出す新たな賞として「ロングリクエスト賞」「有線問い合わせ賞」等を設定してリフレッシュをはかるとともに、放送日を11月18日(木)と一カ月以上早めることにより年末歌番組の嚆矢として際立たせた。
    放送日の確定が遅れた影響で出演不能となった歌手も出たが、「トイレの神様/植村花菜」のフル尺生放送も好評を博し、番組の平均視聴率は10.0%となった。
    大賞は氷川きよしが2年連続、通算6回目の受賞となった。

  3. 有線ラジオ放送業務正常化の推進
    総務省の要請もあり、当協会としても全会員社が早期に正常化を完了する指導に努めたが、一部会員社において進捗はもとより推進の意思すら持たない状況もあり、この件に関する協会の指導力の限界を示している。

  4. 新法社団法人への移行準備
    まずは新法における一般社団法人または公益社団法人がいかなるものかを理解することから始めた。両社のメリットとデメリットの確認、先行して移行した社団法人の状況を見て、当協会の現行事業継続を前提とすれば一般社団法人への移行を目指すべきとの判断に至った。移行申請には専門のコンサルテーション会社から支援を受けることが必要であり、5社の候補より当協会にとって最適のパートナーを選択するよう努めた。

  5. 平成22年度業務報告
    1. 平成22年度 第1回理事会
      開催日時 平成22年5月20日(木) 11:00~12:00
      開催場所 東京赤坂「ざくろ」会議室
      出席理事 5名
      議  事 平成22年度定時総会に提出する議案(第1号~第4号)につき審議し、原案通り可決承認された。

    2. 平成22年度 定時総会
      開催日時 平成22年5月20日(木) 12:00~14:30
      開催場所 東京赤坂「ざくろ」会議室
      出席会員 5社(出席3社、委任状2社)
      議  事 第1号議案 平成21年度事業報告承認の件
      第2号議案 平成21年度決算報告書及び会計監査報告承認の件
      第3号議案 平成22年度事業計画案及び予算案承認の件
      第4号議案 理事、監事の任期満了に伴う選任に関する件
      岩永浩美氏が議長に選任され、審議の結果、各議案とも原案通り可決承認された。

定款 会員名簿 事業報告書 事業計画書 財務状況